なぜユダヤ人は迫害されるのか
ユダヤ人が迫害される大きな理由は、ユダヤ人がキリストを処刑したとされる事である
イエスが裁判にかけられたとき、法廷で奇跡を起こそうとしないイエスに対して
裏切られたと感じたユダヤ人達は「イエスを処刑しろ」と主張し、
これによってイエスは十字架刑に処せられた。
その後、西暦66~70年におきたユダヤの反乱によってローマ軍は完全にユダヤを制圧し、
これをきっかけにユダヤ人は世界中に散り、その大多数はヨーロッパに定住していくことになる。
そしてローマ滅亡後、ヨーロッパは中世キリスト教世界の幕開けとなる。
このとき、ヨーロッパに住むユダヤ人は
「イエス・キリストをローマに売って処刑させた悪しき者達」として迫害を受けた。
また、キリスト教の倫理観では汗水流して働くことが善きキリスト教徒であり、
汗水流して働かない職業、特に「金貸し」は特に忌み嫌われていた。
そこで、主にユダヤ人達がキリスト教徒が忌み嫌う金融業を担うことになったのである。
ところがこれによってユダヤ人達は恐るべき投機的才覚を発揮し、財力を手にしていった。
このことが原因で妬みも重なり、ユダヤ人達はますます迫害されていったものと思われる。
また、ユダヤ教特有の「一神教・選民思想」もキリスト教徒との対立を深めていったものと思わる。
ユダヤ人迫害といえばヒトラーが有名だが、
ヨーロッパでは中世より社会不安が増大するたびにしばしばユダヤ人迫害が行われてきた。
ユダヤ人迫害は、時の権力者の政治カードに利用されていたことも否定できない。